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岩手県紫波町(しわちょう)を知っていますか?
盛岡市の南に位置し、もち米生産日本一。農産物の豊かな土地柄です。
紫波町はまた、環境保全に熱心に取り組む町としても知られています。
その象徴が03年に建てられた上平沢(かみひらさわ)小学校です。
全国から熱い注目を集め視察が引きもきりません。
その理由は何だと思いますか?実はこの小学校、ただの小学校ではありません。
国産材のしかも紫波の森の材木だけを使って建てた全国でも珍しい小学校だったのです。

地元の代表的な木材である南部アカマツを始め
杉・カラマツそしてクリの無垢材をふんだんに使いました。
と書くと簡単そうですが、実は作業は困難を極めました。
何故か?意外なことに外国産木材の流通ルートはあっても、国産のしかも町内産材木の流通ルートが町内には全く無かったからです。
信じられますか?
けれどもこれは紫波町だけでなく全国共通の国産材を取り巻く現実なのです。

今回のプロジェクトには、地元の森林組合と5つの製材所。建設会社。工務店。
そして70人の大工さんが参加しましたが、同じ町内でありながら初顔合わせの人たちがほとんどだったそうです。
まとめ役の苦労が察せられますね。

このビデオは、そのまとめ役の製材所の社長さんを始め、建設中の校舎で働く大工さん、森林組合長、建設会社社長、工務店、設計者そして紫波町長まで建設にかかわった多くの人々の貴重な姿が描かれています。
それにも増して、完成後の教室を利用する子供たちの姿の愛らし事!
「ああ、子供たちのためにこの学校を建ててよかった!」という気持ちになります。

行政及び学校関係者だけでなく、一般の方々にも是非見てもらいたいビデオです。


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